台湾旅行 #2

予約

 夏頃から行くとか行かないとかくすぶっていた台湾ヲタクツアー第2弾。このままでは来年に持ち越しか?と思われていたが、坂東より「いいツアー見つけた!」との報告が入る。11/27-30の三泊四日の関空発台北ツアー、しかもキャリアはSQ! よくぞ見つけた坂東! えらいぞ!
 SQで行く以上、文句があるはずはない。すんなりそのツアーに決定する。あまりにもあっさり決まったので年末の台湾ツアーと順番が逆になってしまった。まあいいか、SQだし。

 今回の旅の目的は、前回買い逃したマンガの買い付けと台湾で放映している日本のアニメのチェック。わたしの目的は無論SQに乗ること。

 ちなみに今年4回目のSQ。(笑)

11/26 出発

 午前関空発なので坂東邸に前泊。この日から有給をとる予定だったのに、狙いすましたかのように会議(meetingでなくconferenceね)の仕事を入れられてしまった。
 そういうわけで11/25は夜遅くまで仕事、11/26は旅行の荷物を持って早朝から会場入り。仕事が終わると新幹線に飛び乗って大阪へ。11/27は関空へ向けて早朝に坂東邸出発と、かなりハードなスケジュール。しかも坂東邸に前後泊するので都合6日分の宿泊用意と普段は着ることのないスーツで荷物は出発する前から満タン。一抹の不安を覚える。

11/26 SQ983便

 関空発台湾経由シンガポール行きSQ983便は、SQにも関わらず空席ばかり目立つ。話しによると関空-台湾の格安チケットはSQが多いのだそうだ。ものの価値の分かっていない人間が多いのお。ま、おかげでわたしのような人間が得するんでいいんだけと。

 ま、アレだね、年に何度もSQに乗っていると、酒の好みも覚えててくれてるし記念撮影もしたりと機内を快適に過ごす。
 坂東はスチュワーデスの人に中国語で話し掛けられていた。そりゃそうだわな、機内にあるだけの中国語の新聞をかき集めてテレビ欄をチェックしておれば。

 食事はビーフとビーフンの選択。さすがに今回ばかりは自分の希望を正しく伝えられるか自信がなかった。(^^;

 台北までは3時間弱の道程。今年最後のSQだと思うと名残惜しい。このまま寝過ごしてシンガポールまで行ってもいいんだが坂東は嫌そうだったので仕方無しに台北で降りる。
 前日までのハードスケジュールに機内での酒が加わって台北に到着した頃にはヘロヘロだった。ま、SQに乗ったことで旅の目的の半分を達成したことだし、まあいいでしょう。目的の残りの半分は勿論帰りのSQ。

11/26 観光

 空港からは現地ガイドさんとともに台北観光ツアー。たった5人の参加者に大型の観光バス。台湾地震(921地震)の後、めっきり観光客が少なくなったと嘆いていた。震源地近くはともかく、台北は手抜き工事のビルが2件倒れた程度でほとんど被害と呼べるものはないのに。
 忠烈祠・孔子廟・園山大飯店「など」を観光する。「など」っていうのは、旅程表にも「など」って書いてあって、どんな感じだったかというと、「園山大飯店みたいですか~? それとも足ツボにマッサージにしますか~?」ってホントにその場で行き先を決めてしまっていたので、「など」。

孔子廟
園山大飯店
中正紀念堂

ホテル&MRT

 宿泊先は前回と同じく竜山寺近くの格安ツアー御用達のホテル。前回と違い近くにMRT駅ができたからどこへ行くにも抜群のロケーション・・・のはずだったが、坂東が飛行機で読んでいた新聞によると、ホントなら開通していたが、ダメだったらしい。にも関わらず駅構内や車内には路線図はおろか時刻表まである。でもホームには行けない。いやー、いかにも台湾らしいわ。いい加減慣れました。

路線図では青の路線ができていることになっている
案内表示もある
にも関わらず進入禁止
MRT駅にあった台湾地震(921地震)に負けるなの看板

光華商場

 今回の旅行の目的はマンガ・雑誌・CD・VideoCD・etcを買い捲ること。旅行初日の夜に早速光華商場へ赴く。1時間後にビルの入口集合ということにして別行動をとる。
 さあ買い捲るぞと思いきや、粂内は最初の店で軍人さんの月給以上の金を使ってしまい10分でリタイア。坂東は1時間では半分しか回り切れず、結局後日また来ることに。帰路は死ぬほど荷物が重かった。
粂内の買い物
坂東の買い物。これでも2日目。
 ちなみにわたしの買い物は計20kgちょっとでエコノミークラスの許容手荷物の重量をちょっと超すぐらい。坂東はカバン2つにあわせて37kg、余裕でファーストクラス。今回はカバンを買うことになったのは粂内の方。

台北ウォーカー

 上の写真にもあるように、台北ウォーカーって出てるんですね。台湾角川書店発売。クリスマス近くには「耶誕節必勝大作戦」号出したりしてノリは日本のと全く同じ。ノリどころか内容もレイアウトもモデルの写真の撮り方まで全く同じ。ラーメン特集号まであった。

 そういう訳でバックナンバーを揃える為台北中の本屋を回りました。
 夕食は台北ウォーカーに載ってた人気の麻辣火鍋屋に行ってきましたわ。「台北ウォーカー見せるとビール一本無料」まで利用させていただきました。食べ放題で一人250元(=900円)とちょっと高かったけど店の人も親切でオススメ。

西門町

 2日目は西門町へ。ここは台北ウォーカーで特集が組まれるように若者の町で、日本でいえば大阪のミナミみたいな雰囲気。若者向けの安い商品が溢れている。
 台湾の若者は日本好きで、「哈日族(=日本大好き族)」という言葉まであるぐらい。そのなかでも「萬年商業大楼」は哈日族御用達のビルで、「東京で大人気!」のファッションやマンガを始めとする日本グッズが溢れている。ここでマンガを大量に買う。
 昼食は萬年商業大楼の地下で排骨飯を食べる。排骨飯っていったら天津飯とかみたいにご飯に排骨が乗っているものだと思ってたら全然違う。要するに焼肉定食。昼間から夕食並みのボリューム。食べ尽くすには気合いが必要。にも関わらず台湾のアベックとかは排骨飯に鶏の空揚げに野菜を平気な顔で食べるんだよなあ。よく太らないなあ。

 ところでここの地下食堂街は排骨屋に排骨屋に喫茶店に排骨屋に蝦子飯屋。なんか偏ってません? 旅行中に見た食べ物屋っていえば排骨屋に饅頭屋に蝦子飯屋ぐらい。なんか偏ってません? みんな、よく太らないなあ。

 シンガポール・香港でもそうなんだけど、やっぱり暖かい国のせいか町角にジュース屋さんが多い。シンガポールでアイスのカフェ・ラ・テ頼んだら平気でホットのが出てきたのはわたしだけど、台湾では坂東が同じ目に。ホットかアイスか紙に書かれて、しっかり「冷」の方に丸をうったにも関わらず。そういう民族性なのだろうか。
 さすがに過当競争なのだろうか「全品500cc!」をウリにしている店もある。でも、ホットコーヒーを500cc飲む気はさすがにしないなぁ。

士林

夜は士林に行く。台北の夜市の中でも多分一番活気があるところではないでしょうか。観光で行くならここをお勧めします。

 士林に行ったのは勿論夜市も目的だけど、ここにマンガ専門店がある為。ここでも大量に買う。

CDショップ

 台北でCDが安いのは夜市の出店、次いで光華商場近辺のCDショップ、最後にタワーレコードの順。新譜でさえ夜市とかではタワーレコードの1/2~2/3程度で売っている。そういう訳で大量に買う。

誠品書局

 敦化南路の誠品書局に行く。多分台北一の大型書店。大量に買い捲る。ここで前回から話題の「COSMOPOLITAN」の中文版と英語版を入手。日本語版は帰国後に入手予定。3ヶ国語版を突き合わせて読めばなんとか意味は分かるだろう。

古本屋

 最終日の昼食を食べに行く時に偶然見つけた西門町の古本屋。なかなかしゃれた作りの割には品揃えもいいし値段も安い。実は穴場かも。日本のヲタク向け台湾の案内にも載っていなかった店だし。

SQ984便

 帰りのSQ984便は悪天候の為か定刻の45分遅れで出発。ただしアナウンスによると気流に乗るので到着は定刻通りらしい。たった2時間半のフライトで45分も時間が稼げるのか。(^^;
 今年最後のSQだと思うと寂しいものがあるが、スチュワーデスのおねえさんに「カッコイイデスゥ」ってほめられたのでまあいいとしよう。

 たった2時間弱のフライトでは十分楽しめず、このまま寝過ごしてシンガポールに戻るのもいいかな、と思ったけど坂東が嫌な顔したので仕方無しに関空で降りる。

 ちなみに税関で捕まったのは坂東の方。「男の3泊4日にしては荷物が多いですね。」って。

帰国

 今回の旅行で何が大変だったかというと、帰りの関空から坂東家までの道のり。エレベーターのある所はいいが、駅の階段を総計60kgの荷物持って上り下りするのは大変でしたわ。障害者の苦労がよく分かりました。奇しくもその日は駅をバリアフリーにするよう義務づける法案が新聞で報道された日。

シンガポール旅行 #4

ことの発端

 ことの発端は、知り合いがシンガポールに楽器持って路上演奏しに行くという話しを聞いて、いいなあー、うらやましいなあー、でもシンガポールでそんなことやって大丈夫かなー、なんてこと考えている内に、自分でも知らない間に行きたくなってしまい、結局行く事になってしまった、てことっす。

 しかし、11月の頭なんて仕事が締め切りラッシュの時に、しかも前回のシンガポールで使ったクレジットカードの支払いがまだ口座から落ちきらないうちに、さらに年末の台湾行きのチケットを全員の分カードで立て替えて買ったばかりというのに、ホントに大丈夫なのかぁ? いや大丈夫じゃないだろう。冷静に考えれば。

路上パフォーマンス

 ところで、あの厳しいシンガポールでストリートで楽器弾いてもよろしいのでしょうか? (^^;
 シンガポールに詳しい人の話しによると、公演等を行う場合は許可が必要とのこと。公演といえるようなものではないけど、シンガポールの街中で楽器弾いている人なんて見た事ないしなあ。
 無許可で行って、警察の人に怒られたら引き上げようみたいな話しをしてたけど、メンバーの一人がシンガポール領事館に問い合わせて、公園などで他の人に迷惑がかからない程度なら問題無い、との回答を得、大手を振って行ける事に。
 これで入国審査の時に「いやー、知り合いに結婚式で弾いてくれって頼まれちゃってー。」なんてウソつかなくてもすむぞ。
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