人々が、願うということ

演奏会が続いた。

三重大吹奏楽部でしょ、
名古屋マンドリン合奏団でしょ、
アンサンブル木蔭さんでしょ、
岐阜シティマンドリン合奏団でしょ。

梅雨明けの空は
まるで、
マンドリンのピッキングのような青空。

聴き手側には、ウィズコロナの手順が刷り込まれていて

検温
マスク
手指消毒

自分でチケットをもぎって、
パンフレットを一部取り上げ、
隔席に空いた座席に、
沈黙で向かう。

客席はそんな感じ、
一方、ステージ側。

2年に渡る沈黙の中、いつか来るであろう演奏会の日を見据えての練習。
並大抵の努力ではないはず。

尊敬と感謝が湧いてきます。

岐阜シティの演奏会では、アンコール前に
全曲ノースコアで振った倉知さんが、指揮台の横のマイクを取ってこんなふうにおっしゃいました。

「2年間の思いの丈を、この演奏会にと思ったら、3ステージ構成になってしまいました(笑)

私事ですが、先日伺った歌のコンサートには、300席のホールに隔席指定で、それでも、120人ほどだったかな、
一人ひとりに手書きの手紙が入ってたんです。
ま、印刷ではありますがね。


こうやって皆様の前に立たせて頂いてる私達も、6月の時点では、まだ、無観客の予定でした。
舞台に立つ一人一人もそれぞれの制約の中、この人数で頑張るか、という話にもなり。

ですから、何よりも、
今日、この場で思うことは、

駆けつけてくださった人々に感謝です、ということなんです。亅

ナベちゃんも、同じ気持ちです。

人の力に、感謝です。

あと、もう一つ。

名城公園で行われた木蔭さんの曲の中に『星に願いを』がありました。
ピノキオの挿入歌です。

本当の息子にと願うおじいさん
人間になれたらなと思うピノキオ 

そんな二人に

『星に願いをかけるとき
きみが誰だろうと関係ないさ
心を込めて願うとすれば
きっと叶えてくれるはず』

とコオロギのジミニークリケットが歌い上げる名曲です。

来年こそはと
私たちミーツの面々も

皆で星に願います。。

ミーツは続くよどこまでも。
ドラのナベちゃんでした。

追伸、東京五輪開幕ですね。

星に願うことばかりです。

私を捉えるもの

梅雨入りしちゃいましたねー。

緊急事態宣言が発令され、前回に比べ、with コロナの考え方が定着しているとは言え、やはりここは、グッと我慢のこ。

meets.はしばらく練習をお休みすることにしました。

赤毛のアンも、こう言ってます。

「楽しもうと決心すれば、たいていいつも楽しくできるものよ。」

私たちは音楽と言う名のもとに集った社会人。決心の固い私たちに、悲しみははびこらない。

なぁに、ちょっと自主練に力いれろってことじゃないの♪

そんな中でも、
meets.の連絡網で、2ステメンバーのみ、練習有るよ的なアグレッシブな追加連絡が流れたときは

「これが若さか。」

と、クワトロバジーナ様のように呟いてしまいました。

もう、家にいると、テレビがね、私を捉えて離さないわけなのよ(笑)

B○12日○アニ○劇場

なつかしすぎてよだれがでそうになります。

meets.は続くよどこまでも。
ドラのなべちゃんでした。

本当に大切なもの

アイドリングストップっての、ご存じでしょうか?
ブレーキを踏むと、無駄なアイドリングをしないように、エンジンが止まって、待機してくれる、あれ。
わたし、前の車、バッテリーが電圧低くなりすぎて、アイドリングストップからのエンスト、でJAFをよんだことがあった。右折帯で動けなくなった私は、呆然とディーラーを恨んだものでした。

さておき、
今日モチーフ君が「 休符を 演奏する」 という哲学的な表現を使った 。

つまりはこうだ、
お休みを
「なにもしない(停止)」
とすると、流れが淀み
継続的なリズムが分断されて、音楽が滞る
と言うのである。
休符を頭のなかで演奏することで、リズムを停止させることなく、安定して動かすことができるのだと。

音拍の流れは、緊張感のある休みを含める。

話を戻すと、アイドリングストップの車の走り出しは、アイドリングの車の走りだしと何ら違わないものであろうか?ということで。

「休符を演奏しない 」ことで 音の流れが 歪み、音楽全体の調子を狂わせていく。

もしかしてよ、目に見えないいろんなことの意識が、疎かだったとしたら。

音という表に出てくるものだけではなく
休符であったり
曲の背景だったり
日々の個人練習であったり
それぞれのパートの音を感じながら弾くということであったり…。

見えないところの細かな積み重ねが 大きな流れになって成果(音楽)を生むのではないだろうか?

そうそう。
合奏中うっかり入り損ねたベーシストN を指差し、
「おきょうさんだったら指揮棒が飛んでるぞ 」
という発言を聞いて
イケメン(若)の目力は男には効かないんだな
っていうのと
いなくてもイケジョの存在はでかいんだな
というのを感じた。

つまりは
目には見えず、耳には届かないちからが、各所に流れているわけで。

他にも
勇者アマビエが、王子が遅刻と聞いて、緊張が抜けなかったこととか、
低気圧にやられてメーテルが青い顔してたけど爆音ギターの音ミスを見つけ出したりとか、
各パートの音バランスが良すぎてコンマスえのきくんは片付けのお掃除をしながら譚詩をふんふんと鼻唄していたり。
まぁなにかと話題につきない練習でありました。

ミーツは続くよどこまでも 。
本日もドラのなべちゃんでした

二十年後♪

今日は、伏見の電気文化会館 ザ·コンサートホールで行われたマンドリンアンサンブルHIRADの第24回定期演奏会へイケジョと行って参りました🎵

新旧入り交じる二部構成全八曲
に、
超とびきり難しいアンコール二曲
と言う、
コンダクター原さんに言わせると「心象風景を思い馳せるに十分な 」「はっきりしたテーマを持たない」選曲で、頭から煙が出そうな分厚さ。
なのに
パーカッションや管をあわせても、たったの18人。

ひとえに
指入れの根気良さ
ダイナミクスの大胆さ
タクトさばきの軽快さ
によるところでして。

見所のおおい、素敵な演奏会でした。

コロナ対策のひとつとして、原さん、トークのときはシールドをはめてらしたのですが、アンコールの頃には、気持ちの高まりが強すぎてか、なかなかシールドが掛からないだけではなく、メガネが飛んだり、シャツがズボンからはみ出したり。

あぁ、
この一年、待ちに待って、溢れちゃったんだなぁ。

そんな様子を見ながら、
イケジョがポツリといったのは

これは、ミーツの二十年後の姿だ…。

今も、若い団体に負けない選曲の幅、パワーや甘さを感じられる音色の妙、舞台を狭しと体を震わすコンダクター、

趣味が人生に
人生を趣味に

心地よく軽やかに末長く音楽とふれあう。

目を閉じると
前来たときと何も変わらない
命溢れる音色。

二人で
20年後のミーツ
という心象風景を描きながら家路についたのでありました。

20年後も

おまえらがよろこんでどーするーー
私を喜ばすんじゃーー

とか、叫んでくださいね♡イケジョ。

ミーツは続くよどこまでも。
本日はドラのなべちゃんでした。

今年も春来たる…という事でいっちょう祭りでもやってみるかー♫@“meets”

桜の季節ももう終盤
花びら模様の車が行き交う小雨の中
4月最初の練習の開催です

こんにちは
時々出没気まぐれライターK子です✨

“meets”は優れた書き手がいるので、本来お鉢は回ってこないのですが、そもそも鉢を回して欲しくないK子のブログはレアもの(個人の意見)
今日も元気にmeetsの一日ををお伝えしちゃうよー♫

今回の練習はいつもと趣向を変え
「Aquamarine祭り」なるものを開催

我が団の誇る指揮者たちが、我が団の誇る若き作曲者の曲を、4人で連携&連投し作品のもつ魅力を探究する
そんなスペシャルな企画です✨

過去の偉大なる作曲家たちは、自分の作った音楽を自ら演出し、公の場で披露していました
彼らの死後、作品を後世に引き継ぐ手段として、総譜と指揮者が誕生したと歴史は語っています

作曲家にとって楽曲は自分の脳内そのもの
表現の指示は示されていても全てではなく
体現する指揮者の個性で出来上がる曲は本来とは違う顔かもしれない
でもね、生みの親はその時生きてないからね、答え合わせはできないのです

私たち”meets”には、リアルに「作曲者」が「そこ」に「居る」のです! 
それも同じ団員…興奮でしかない
音楽に触れるものとして、こんなチャンス逃せません✨
K子のブログのレア度かるーく凌駕して宇宙まで行っちゃう勢いとはまさにこの事

アクアマリンのキラキラと光る透明なブルー
海の色、空の色、私たちのいる星の色

奏者と指揮者ひっくるめてあなた(作曲者)のブルーに染めあげてもらいましょう♡

どんな輝きの宝石になるかは今年の夏にお披露目となります

それではまたここでお会いしましょう

K子でした✨

優先順位

朝から一日雨降り。

YouTuberもっさん」乗っけての同伴出勤なので、モタモタしてるわけには参りません。

もっさんは
いや、なべちゃんのなかではモッチーの愛称で成り立っているので、そっちで行くことにしよう🎵
モッチーは私立恵比寿中学がお気に入りで、先日、久々にライブへ行けたようである。
四階席だったらしく、ほぼ俯瞰。
大好きなアーティストなら、できれば溜席、砂かぶり、と行きたいところ。
でも、全体がみれたり、スモークの入りが美しかったり、良かったことも、ライブと言うことも含め、たくさんあったようで。

望み通りに行かないこと

って、生きていれば色々ある。

そして、
それでも、いいことは見つけられるように世の中はしつらえてある。

たとえば、

イケメン(熟)は、仕事先に止められて練習には来れていない。
でも、練習動画配信をベーシストNがしてくれているので、
うわぁ、モチーフくん、上手くなったなぁ✨
なんて感動しているらしい。

体調不良でタクトをもったら倒れてしまいそうなメーテルを心配し、イケジョが代振りをしてくれた。メーテルに余裕ができて、曲想の更なる展開を見つけ出すきっかけになったらしい。

仕事が落ち着いてきて、練習に参加できるようになったイケメン(若)が、モチーフくんの指揮をみて
ちょっと、俺に振らせてー、
と、手を出した(笑)「細かいことは気にしない、ワカチコワカチコ」的展開で指揮がスマートになったりする。

そんな体調不良のメーテルと帰りにガストによってガス抜き。
軽く飲み物だけ
とおもうと、ドリンクバーしかない。単品で頼むのと、デザートや食事と一緒に頼むセット価格とでは、ずいぶん値段が変わる。

体調を優先して、単品で。
私は、おなかがすいていたのでチゲ鍋で。
黙食!とうるさいなか、オーバーリアクションで話をしてたら、箸をおとして、一人で二膳も使ってしまった。

仕事、家庭、家族、
健康、趣味、仲間、

ライブと配信。
合奏と個人練。
セット価格と単品価格。
代振りと指揮者。
俯瞰と溜席。

優先順位に従い
無理も我慢も許容範囲で。
皆さんに、幸あれ。

お鍋もそろそろおしまいかな、春だし…。
ミーツは、続くよどこまでも。

ドラのなべちゃんでした。

早春と継続

最近のなべちゃんは、
名フィルと双頭に立つセントラル愛知の公開リハーサルに足しげく通っています。
年六回開催されるのですが、今年度のラストの会に先日いってきました🎵

今回は
スッペの軽騎兵序曲とロッシーニのウィリアムテル序曲でした。
当時のオケ譜は不完全なものが各社から出ていると言う、著作権糞食らえ状態で、音源にあるティンパニやバスドラムが書かれてない❗️
仕方がないから、スコアに足して、今回の演奏会に臨んでいます、といってました。

それに似たようなことが、今回の練習には仕込まれておりました。

耳のよいイケジョメーテルは、今回、賛助の期待が消えてしまったローネとティンパニを、大御所と化したチームcelloから二名を選抜し、代打に当てました。
いきなりの変更に「す、す、すみませんっ」の素直さで答える王子。
悪くない🎵
音バランスすら未来が見える🎵

そして、メーテルだけじゃない。
マドレーヌ(みんな、聴いたかい?アルテの第二部に現れたmeets所属の彼の新曲を‼️)を搾り出しながら、アクアマリンのダイエットを成し遂げたモチーフ君は、指揮者に不可欠るなオラオラ感をチラチラさせながら団員を煽っておられました。

どちらも緊急事態宣言に折れることなく、
未来を向いて、紡ぎ、編み上げていく。

春だね。
めぶき、育つ、命の季節。

三月は二回。
四月も二回。

みんなで集う。音を紡ぐ楽しさ。

meetsは続くよどこまでも。
今日も、ドラのなべちゃんでした。


遅刻しなかったヨーー♥

聴いたり創ったりラジバンダリ~

寒かったり暑かったりラジバンダリ~♪
三月になりました。


二月は逃げる
三月は去る
なんて言われるくらい足早にすぎてく毎日。皆さんいかがお過ごしでしたか?

緊急事態宣言のなか、配信を楽しんでみよう🎵と
出光興産主催「未来を奏でる音楽会」の抽選に応募したりしてみました。
2/27のライブ配信やら、タイムシフトで何回も味わったりと、聴くを楽しんでいたわけなのですが、中には、配信側にいたつわものもいて。

去る2/28の
ARTE大阪無観客コンサート ARTEの挑戦vol.5 です。
公募・委託による全曲新作コンサート、と銘打ったマンドリン界の未来を見据えて取り組まれた、壮大なコンサートだったのですが、
その全曲新作のなかに我が団のモチーフ君のマドレーヌが選ばれていたのです。
モチーフ君っ‼️
す、す、すごいやんっ。

新しい音楽のあり方。
生とは違う別の音楽のあり方。

その中にみた仲間の勇姿。

距離という物理的ディスタンス、
興味という精神的ディスタンス。
配信がタイムシフトだと時空的ディスタンスさえも問題でなくなる。

音楽が持つ力が
未来へ繋がる。

コロナがくれた
数少ない、だけど、とても素晴らしい恩恵。

オーケストレーションのつたなさ。がんばります。といった言葉を発したモチーフ君。
自団を振り返り挑戦の意気込みが増したのかも、ワクワク。

譜面を想像通りに音にすること。
思う音が創造されている譜面であること。

そー言うのって、難しいんだろうなぁ。

あくまで、こちら側のヒトのままのなべちゃん。

三月からの練習がカルチャーの芽吹きでありますように。

ミーツは続くよどこまでも。ドラのなべちゃんでした。

カルチャー

四柱推命でいくと、
一年のスタートは立春であり、一日の始まりは前日の23時と言われているそうで。
夜更かしは体にも、運命にもよくない。きちんとリセットして、きちんと改めるのがいいらしい。
春と共に、新しい心と体で芽吹いていかないと。

二月は、そんな意味で、大切な月なのかも、なんて、太巻きにかぶりつきながらもくもくと考える二月初旬。

なのに。

練習予定日は出ていたのに、緊急事態宣言とやらが、延長されたりするから。

そうです。

meets.はよい子に自粛を選択しました。
感染リスクを最小限にするために、密を避ける。

そして、
いつか皆で集い、

音楽を、親交を、深めるために、自主練でモチベーション維持を図る。

長い闘いです。
コロナとの、というよりか、自分の気持ち、といった方が正しそう。

もうね、コロナが悪い、とか言ってる場合じゃない。

この長い自粛の日々が、時間の使い方、自分自身を見つめるいいきっかけになってる。
生活の捉え方が変わり、家族、家、を基本とした、場所を選ばないミニマムなスタイルさえ、定着しつつある。

昔から
「雪の降らない国に文化は育たない」
というが、試練を乗り越えてこそのカルチャーってあると思うんですよね。

次の予定は、解除後の三月。予定では14日と21日。

新しいカルチャーを
つかめる日になるように。


meets.は続くよどこまでも。
ドラのなべちゃんでした。

弾き納め


くしくも、雪がやってくるなんて、想像もしてなかった朗らかな日曜日。
インフルにも負けず、
コロナにも負けず、
本年度最後の練習が川越でありまして。

あーー、駆け足の一年だったなぁ。
色々なことがなくなってさ、(旅行とか、コンサートとか)
色々なことをしなくちゃいけなくなった。(マスクとか、検温とか)

慣れましたか?

モチーフ君は、愛妻をつれて同伴出勤、クラシックも新曲もさらっとあわせて、笑顔を残し途中退席。
ナンバーワンホストしかしない流れだ…、となべちゃんは思ったよ。

練習の感想をのべよ!

メーテルは、
ここってー、どんな風ですかね?と質問を投げ掛けておきながらの、ここ、こんなんだとよくないですかね、出来たりしますかねー、と、お伺いをたてつつ、自分色に染め上げていくと言うテクニックで、着々と構築しておりました。

進め方は違うが、イケジョの見事な継承者。

おまいらが気持ちよくなってどーする?私を気持ちよくさせろって言うんじゃー。が、フラッシュバックしてきます…。

そうそう。
イケジョと言えば、気がついたことが。

休憩のときは定速でトリプティークを弾き出すコンマスえのきくんが、日進月歩で指揮のうまくなってくモチーフ君に

そこ、ブレス出来ないかな?

ときき、それにたいして、モチーフ君

ブレスと言うか予備拍ですかね。
吸うとですね、マスクが吸い付くので、難しいです、とこたえた(笑)

予備拍ダイソンはイケジョの真骨頂♪

参加せずとも、至るところで姿がちらつく母なのでした。

コロナによって、お披露目が延びた曲たち。
いつもより倍の時間をかけた曲は、どんな風に熟成していくのだろう?

ヌーヴォーじゃない曲。芳醇になれ。

今年もありがとうございました。
来年も、
再来年も、
またそのつぎも
ミーツは続くよどこまでも。

本日はドラのなべちゃんでした。よいお年を。